潰瘍性大腸炎治療薬「シンポニー®」在宅自己注射が保険適用に
田辺三菱製薬株式会社とヤンセンファーマ株式会社は2020年4月1日、日本国内でコ・プロモーションを実施している、ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「シンポニー®皮下注 50mg シリンジ(以下、シンポニーシリンジ)」および「シンポニー®皮下注50mgオートインジェクター(以下、シンポニーオートインジェクター)」( 一般名:ゴリムマブ )について、中等症から重症の潰瘍性大腸炎について在宅自己注射が保険適用になったことを発表しました。
シンポニーは、ヤンセン・バイオテック社(旧:セントコア社)で開発されたヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤です。炎症の主要な原因物質の一つと考えられているTNFα(ヒト腫瘍壊死因子α)の働きを抑えることが知られており、これによって潰瘍性大腸炎の症状を抑えます。
2020年4月から潰瘍性大腸炎の治療において、従来の定期的な通院による院内注射に加え、シンポニーシリンジおよびシンポニーオートインジェクターによる在宅自己注射も可能となりました。シンポニーシリンジおよびシンポニーオートインジェクターによる在宅での自己注射は、医師が妥当と判断した患者さんにおいてのみ可能です。使用の前に、必ず主治医などの医療従事者に相談してください。