乾癬などの炎症性皮膚疾患が悪化するメカニズムを解明
日本には43万人近くおり、世界では1億人近くいることがいわれている慢性炎症性皮膚疾患である乾癬に関して、IL-26という本来生体防御を担う因子が増悪に寄与していることが示唆されました。
マウスの実験において、IL-26が病変部で血球細胞を集め、過剰な血管形成をお越し、結果的に乾癬の皮膚症状を悪化させることがわかりました。この結果は、乾癬だけでなく、様々な慢性的な炎症性皮膚疾患やがんなどの異常な血管形成を引き起こす疾患、難病も多い自己免疫疾患に対する治療に寄与することが期待されます。ひとつひとつの事実が新たな治療法へと寄与していくことに注目していきたいですね。