キャッスルマン病、指定難病に追加へ 厚労省検討委
厚生労働省の検討委員会は13日、難病医療法に基づき来年度から医療費が助成される指定難病の第4次実施分に、特発性多中心性キャッスルマン病を追加する方針を決めた。 検討委は9月以降、研究班や関係学会から出された61疾患が指定難病の要件を満たしているか検討してきた。2015年1月に助成が始まった指定難病・・・
RareS.コメント
11月13日に開催された厚生労働省 疾病対策部会指定難病検討委員会で特発性多中心性キャッスルマン病が指定難病として追加される方針が決まりました。 他5疾患は、既に指定されている難病に含まれるかたちでの追加となります。
【特発性多中心性キャッスルマン病】
特発性多中心性キャッスルマン病とは、原因、発病のメカニズムなどは未解明の非クローン性リンパ増殖性疾患です。高インターロイキン6血症による発熱や、リンパ節腫脹、貧血などの症状がみられ、長期療養を必要とする慢性の経過をとります。患者数は約1,500人で、現在のところ治療法はなく対症療法として副腎皮質ステロイドやトシリズマブが使用されています。進行は年単位とゆっくりですが、一部では急速に進行し、重症化する例もあるとされています。