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iPS細胞で1型糖尿病治療、第一三共と東工大が共同研究  三菱UFJキャピタル出資で

第一三共と三菱UFJキャピタル、東京工業大は10日、ヒトiPS細胞から膵β細胞を高率に作製する技術を基に、重症1型糖尿病の革新的治療法の実用化に向けてオープンイノベーション研究を開始すると発表した。

RareS.コメント

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1型糖尿病に関して、先日ご紹介したブタの膵島を用いたバイオ人工膵島の移植に向けた研究とは別に、iPS細胞由来のインスリン産生細胞を実用化していく研究を第一三共と東工大が共同で行うことになりました。

1型糖尿病は、自己免疫反応などにより、血糖コントロールを行うインスリンを分泌する役割を担っている膵島のβ細胞が主に小児期で壊れてしまう疾患で、生活習慣病の糖尿病(2型糖尿病)とはタイプが異なります。

2016年から取り組んできたこの共同研究で、生体内の膵β細胞に近いiPS細胞由来のインスリン産生細胞が作製できるようになり、今後この実用化に向けて、性能の向上・作成法の改良を行っていくということです。

どの技術がコスト的な面も考慮して本当に実用化できるかということは、簡単には予測できません。しかし、治療法を求める気持ちは常にあり続けることを考えると、このように様々な試みが同時的に進められていくことはとても心強いですね。

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