IBD患者に対し仕事と治療の両立支援ツール無償提供開始
ヤンセンファーマ株式会社は、IBD患者に対する職場からの理解を深め、働きやすい職場環境を作るためのコミュニケーション支援ツール『病と仕事 両立サポートブック』を作成しました。さらにこのツールはWEB上で無償公開されています。
IBDはクローン病と潰瘍性大腸炎を含む、腸に炎症を起こす疾患の総称で日本語では炎症性腸疾患とも呼ばれます。ヤンセンファーマが実施する「IBDとはたらくプロジェクト」は、IBDの患者と職場の方が互いに働きやすい環境を作るために「自分らしくはたらく」ことを目指すプロジェクトです。
『病と仕事 両立サポートブック』には、専門医による疾患解説のほか、患者自身が自分の症状を書き込めるページもあるので、通院の頻度や職場の方に知っておいてほしい事などをあらかじめ記載しておけます。主治医の先生に記載してもらえる欄もついており、主治医からのコメントも職場の方に伝えられます。WEBサイトから無償でダウンロードし活用できます。
2020年8月22日には「IBDとはたらくプロジェクト」のオンラインLIVEイベントも開催されました。自身もIBDを抱えながら活躍するお笑い芸人 お侍ちゃんの進行によりイベントは進行されました。リアルタイムで視聴中の患者にアンケートを取った結果、自身の病気について職場に具体的に伝えている方は30%、病気について伝えているがあまり具体的ではないと回答した方は52%でした。