全身性強皮症・皮膚筋炎治療剤レナバサム、日本での開発・販売契約を締結-科研製薬ら
全身性強皮症・皮膚筋炎を対象に米コーバス社が開発中 科研製薬株式会社と米Corbus Pharmaceuticals Holdings社(コーバス社)は1月4日、コーバス社が全身性強皮症および皮膚筋炎を対象に開発中の「レナバサム」(一般名)について、日本における開発および事業 …
RareS.コメント
指定難病の全身性強皮症と皮膚筋炎の治療薬として開発中の「レナパザム」が、日本での事業化に向けて、米国のコーバス社と科研製薬が提携・ライセンス契約を行いました。
全身性強皮症は、皮膚や内臓が線維化していく疾患で、特に内臓の場合回復不可能な内蔵病変を起こします。現在は病期の進行に伴って起きる症状への対症療法が行われており、根本的に線維化を止める治療薬はありません。
皮膚筋炎は、主に自己免疫反応により筋肉に力が入りにくくなったり、痛んだりする疾患です。現在はステロイドを使った治療が中心となっています。
レナパザムは、両疾患の原因でもある免疫の異常な活動を抑え、また、組織の線維化を抑制することがモデル動物を使用した結果からは期待されています。現在治験の最終段階である第三相試験が行われており、承認が期待されています。