【米国】筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬RADICAVA ORSが希少疾病用医薬品排他的承認を取得
田辺三菱製薬株式会社は4月9日、米国食品医薬品局(FDA)より2024年3月28日付で、RADICAVA ORS(一般名:エダラボン、日本製品名:ラジカット内用懸濁液2.1%)の筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療用途に関して、2022年5月12日のRADICAVA ORS承認から7年間の希少疾病用医薬品排他的承認(orphan-drug exclusive approval)を受けたと発表しました。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉が徐々に痩せていき、体を動かすことが困難となる原因不明の神経変性疾患です。
RADICAVA ORSは、5ミリリットルを1日に1回、経口または胃ろうから投与の筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬です。筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬であるRADICAVAと同一製剤を含みます。第1クールは1日に1回、14日間連続で服用し、14日間休薬します。第2クール以後は、14日間のうち10日間服用し、14日間休薬します。薬剤はボトルに入っているため、薬剤を服用するための水や溶解液は必要なく、常温での保存が可能です。現在、米国では、ミツビシ タナベ ファーマ アメリカが販売しています。
田辺三菱製薬はプレスリリースにて、「田辺三菱製薬グループは、引き続きALS治療のリーディングカンパニーとして、世界のALS患者さんに貢献していきます」と述べています。