トロンボポエチン受容体作動薬ドプテレットの追加適応症「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」に関する契約を締結、旭化成ファーマとSobi
旭化成ファーマ株式会社は3月29日、Swedish Orphan Biovitrum Japan株式会社とトロンボポエチン受容体作動薬「ドプテレット」(一般名:アバトロンボパグマレイン酸塩)について、追加適応症である特発性血小板減少性紫斑病(免疫性血小板減少症)に関する契約を締結したと発表しました。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、血小板が減少することにより、出血しやすくなる疾患です。
ドプテレットは、待機的な観血的手技予定している慢性肝疾患患者における血小板減少症の改善薬として、日本国内で承認を取得している薬剤です。また、米国、欧州などでは、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の治療薬として承認されています。日本では、現在Sobiにより国内第III相臨床試験を実施中です。
今回の締結により、旭化成ファーマは、追加適応症である特発性血小板減少性紫斑病(ITP)においてもドプテレットの日本における独占販売権を獲得します。
旭化成ファーマはプレスリリースにて、「「ひとりひとりの“いのち”に真摯に寄り添い、豊かなアイデアと確かなサイエンスで、アンメットメディカルニーズを解決する」というミッションのもと、本契約を通じて慢性肝疾患における血小板減少症に加えて、特発性血小板減少性紫斑病に対する新たな治療の選択肢を提供することで、「病気を理由に、やりたいことを諦める人を、ゼロにする」社会を目指していきます」と述べています。