ウプトラビで治療を行う肺動脈性肺高血圧症(PAH)・慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)患者さん向けサポートプログラム「シェルパ」を開始
日本新薬株式会社は4月1日、ウプトラビ錠(一般名:セレキシパグ)による治療を日本国内でおこなっている肺動脈性肺高血圧症(PAH)および外科的治療不適応または外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の患者さんを対象に、患者さんの治療や生活を専任看護師がサポートする「シェルパ」というプログラムを開始したと発表しました。
PAHやCTEPHは、肺動脈の圧力が上昇し心臓に負担がかかり、血液の流れが悪くなり、呼吸困難などに陥ることがある疾患。以前は有効性がある確立した治療方法はありませんでしたが、現在は適切な治療を受けることで、予後が良くなる可能性があります。また、希少疾患であり、進行性の病気でもあるため、患者さんは症状や治療の副作用に不安を感じながら日々生活しています。
サポートプログラム「シェルパ」では、ウプトラビでPAHやCTEPHの治療をおこなっている患者さんを対象に、症状や治療・生活上の不安や疑問、悩み事などを、専門トレーニングを受けた専任看護師が電話により定期的なサポートを行うとのこと。希望する患者さん全員が対象で、無償で受けることができるそうです。また、患者さんが必要な時に電話相談可能なコールセンターを通じて、症状や治療についての相談をすることで、症状などの記録や服薬管理にも役立つことができるとしています。