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ワークシックバランスの考え方を知る、IBDとはたらくプロジェクト開催

ヤンセンファーマ株式会社が「ワークシックバランス」をテーマに、病気と就労の付き合い方を考える「IBDとはたらくプロジェクト」を開催し、3日間で延べ3200人の方が来場しました。一般公開に先立って行われたメディアセミナーではエッセイスト/タレントの小島慶子さん、IBD当事者の奥野真由さんらが、北里大学北里研究所病院のIBDセンター副センター長の小林先生を交えてIBD患者の就労に関する現状の課題や疾患理解を深めるためのトークセッションが行われました。

記者会見では、ヤンセンファーマが男女1000人を対象に行った「仕事と病の両立」に関する調査結果が発表されました。調査内容はワークシックバランスの共感性について、通院に関して、持病と仕事に関してなどです。定期的な通院が必要持病を抱える方は約32%であり、多くの方にとって持病の治療と仕事の両立は身近な問題であることが伺えました。持病を抱えている方のうち過半数(約55%)が日常生活や仕事に影響があると回答しましたが、一方で上司に持病について伝えている方は32%でした。IBD患者においては45%が「相談しにくい」と回答しました。

メディアセミナーに登壇されたIBD患者当事者でもある奥野真由さんは「病気に関することをオープンにしやすい環境があることはありがたい。」と話、持病を持つ人に対して「患者さん自身も伝える力を付けることも大切であり、今後の自分が苦しくならないように持病をオープンにするかどうかを考えなければならないと思う。」と続けました。また、一般公開ブースではIBDに関するフリーペーパー形式のトイレットペーパー展示や、パソコンから遠隔で操作できるワーキングロボット体験など、小さいお子さんから大人の方まで様々な人がIBDについて考えられる工夫が施されていました。

イベント名:ヤンセンファーマ「IBDとはたらくプロジェクト」
「病気」と「はたらく」のいい関係、ここから。ワークシックバランスひろば
日時:2020年12月11日(金)~13日(日) 11:00~19:00 ※初日のみ15:30オープン
場所:二子玉ライズ ガレリア (東京都世田谷区)
入場料:無料
※イベントは終了しました。

この国に、「ワークシックバランス」という考え方を。
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