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特発性肺線維症において患者と医療者間のギャップが明らかに

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は3月17日、特発性肺線維症の患者とその患者をみる医師を対象にアンケート調査を行い、両者の間で治療に対する認識に差があることが明らかになったと発表しました。特に、医師が説明した意図が患者に伝わっていない事、患者が重要視する医療費助成制度の説明が医師はあまり重要視していない事、などが見られました。特発性肺線維症の患者や医師を対象としたこうした調査は国内初で、今後の診療の場における相互の理解をより深めるために役立つことが期待されます。

特発性肺線維症と診断されたときの説明として、患者の約半数は治療薬の有無や予後、医療費助成制度についての説明が重要だと考えている一方、医師は急性増悪の可能性や進行性の疾患であるといった、疾患の特性についての説明を重要視していることが明らかになりました。医師にとって治療薬や治療費に関する重要度は低くなっていました。また、医師と比較して患者は、早期に治療の治療開始を重要視している事、これまでと同じ生活を送ること、をより強く重視していることが分かりました。

診断後の患者の行動として、自身でインターネットなどを用いて情報収集を行っていました。しかし特発性肺線維症に関する情報は必ずしも新しい情報ではなかったり、必要な情報が記載されていなかったりと、患者に対する情報提供のあり方についても指摘される回答が得られました。

出典元
ベーリンガーインゲルハイム

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