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抗がん剤リツキサン、後天性TTPの治療で保険適用に

厚生労働省は、8月1日から抗がん剤で分子標的薬でもあるリツキシマブを指定難病の「後天性血栓性血小板減少性紫斑病」に保険適用で使用できるよう決定しました。

後天性血栓性血小板減少性紫斑病は、後天性TTPとも言われ、TTPの95%を占め、体のだるさから精神神経症状、腎障害まで起こす疾患です。ADAMTS13という血小板の機能に関係する酵素の活性低下で、それにより血小板が血栓となり貧血や腎機能障害などを起こしていきます。治療法としてはできるだけ早く血漿を交換する治療を行うことが必要とされています。

今回承認された薬はあくまでも再発や難治の場合に使うことが想定されており、間接的にADAMTS13の活性を上げることが期待されています。保険適用されることで治療の選択肢がますます増えていきますね。

元のニュースはこちら。

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