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パーキンソン病を血液検査で診断、早期発見も

順天堂大学の研究チームが血液検査でパーキンソン病であるかを判定する手法を開発しました。

パーキンソン病は症状が出るまでに10年近くかかることもあり、なかなか早期発見が難しいことが言われていました。今回の研究によると、パーキンソン病患者では血液に「スペルミン」という物質が大幅に減少しており、さらにその代謝物の一つである「ジアセチルスペルミン」が大幅に上昇していました。こうしたことから、これらの量を測定することで、確定診断や早期発見につながることが期待されます。

また、パーキンソン病発症率は加齢と共に大きく上昇しているのは、スペルミンの減少で抗加齢作用が低下していることと相関しているように考えられます。スペルミンは長寿に寄与すると考えられているオートファジー誘導効果を持っており、こうしたこととの関係性がさらに明らかになっていくことが予想されます。

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