ALS患者自身の“声”で話す「ALS SAVE VOICE」プロジェクト–“脳波でラップ”も
ALSが進行しても自然なコミュニケーションが続けられるように、自分の声で発話し続けるサービスに向けたプロジェクト「ALS SAVE VOICE」が進んでします。
ALSやがんなどで自分の声を失ってしまった人向けに、事前に声をとりためて学習させておくことで、いざ声が出なくなってしまったときにも、本人に近い声でコミュニケーションがとれるというようなサービスで、これまでもいくつか行われてきており、今回は、ALS患者が視線で伝えるメッセージと合成音声がリンクされた形のサービスとなります。さらに、視線入力画面に「嬉しい」「悲しい」などの選択肢があるなど、より細やかな感情表現ができるようになっています。このサービスはオリィ研究所を通して、8月か9月ころから開始する予定ということです。
さらに、BRAIN RAPプロジェクトというプロジェクトで、脳波を用いて伝えたい文章を推定し、それをラッパーがラップにして歌うという、障がい者と健常者のコラボレーション型のラップが構想されています。こちらは12月22日の武藤氏が企画しているALS啓発イベントで披露することを目指しているということです。