1. HOME
  2. 難病・希少疾患ニュース
  3. 新しい血液型「KANNO」福島県立医大教授ら発見

新しい血液型「KANNO」福島県立医大教授ら発見

プリオンというタンパク質の組成を変化させる遺伝変異と関係があると考えられる新しい血液型「KANNO」が発見されました。

血液型といえば、一般に知られるABOやRhなど合計36種類の分類があります。今回そこに1991年にとられた血液からあらたなタイプが見つけられ、提供車の名前をとって暫定的に命名されています。

プリオンは、その構造が異常になって脳にたまることでクロイツフェルト・ヤコブ病などのプリオン病を引き起こします。「狂牛病」として一時期言われていたものも、異常プリオンに感染した牛を食べた場合に起きる獲得生プリオン病の一種です。

プリオン病の研究は、日本では歴史的経緯もあり、多くの指定難病と同じ難治性疾患政策研究事業という枠組みで研究が行われています。今回発見した大戸教授は、「KANNO」とプリオン病の関係についても今後研究が進むことを期待したいと言っています。かなり珍しい血液型ではあると思いますが、6月下旬の国際輸血学会で認められれば、日本発のはじめての血液型となるそうで、認められるといいですね。

元のニュースはこちら。

関連記事