「成長ホルモン分泌不全性低身長症」を対象とする臨床試験を5月から開始予定:JCRファーマ
通常毎日自己注射をする必要のある成長ホルモン補充療法に関し、JCRファーマは長時間に渡り薬効が持続するタイプの遺伝子組換え成長ホルモン製剤の臨床試験に着手することにすることを発表しました。小児慢性特定疾患にもなっている「成長ホルモン分泌不全性低身長症」を対象とする予定で、5月から健康な成人男性によるフェーズ1の臨床試験を開始します。
この他にも成長ホルモンを主力事業としており、すでに承認されているグロウジェクト(ソマトロピン)に関しても、成長遺伝子のSHOXの機能損失を起こす「SHOX異常症」に関しても適用追加に向け最終段階のフェーズ3が進められています。
こうして、各企業が選択と集中をしながら効率的・重点的に進めていくと、もし患者会などが臨床開発への協力を検討する場合、どの企業と協力していけばよいかということが明確になりますね。
ミクスOnline