ミャンマー初の小児肝移植
同病院によると、男児はニー・ニー・ミン・ウー君(5)。肝臓と十二指腸をつなぐ胆管がつまる胆道閉鎖症という病気で、重度の肝硬変を発症していたという。 チームは小児外科や麻酔科などの医師ら9人で構成し、手術にはミャンマーの医師らも参加した。
RareS.コメント
九州大学病院がミャンマーに医療チームを派遣することにより胆道閉鎖症患者の生体肝移植手術を成功させました。18歳未満の小児生体肝移植はミャンマー国内では初めてということです。
胆道閉鎖症は、栄養の吸収を助ける胆汁の通り道である胆管がつまってしまい、そのままにしておくと、肝硬変から肝不全にまで進行してしまう疾患です。原因は不明なものの、ウイルス感染など何らかの原因による炎症が関係していると言われており、比較的女児に多いといわれています。ある程度進行してしまった場合には、肝移植が唯一の救命手段となっています。
ミャンマーの医師も参加して行われた手術は半日あまり書けて行われたということです。難病や希少疾患の患者は日本にのみいるわけではありません。アジアでも最先端の医療技術や研究開発力を持つ日本が、大きな役割を果たせることは間違いないでしょう。一緒に手を取り合って、病気に立ち向かっていきたいですね。