ぜんしんせいえりてまとーです全身性エリテマトーデスSystemic Lupus Erythematosus
指定難病49
全身性エリテマトーデス
実施中の治験/臨床試験
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病気・治療解説

膠原病の代表的な疾患の1つ
全身性エリテマトーデスは、英語表記(Systemic Lupus Erythema-tosus)の頭文字をとってSLEと呼ばれています。SLEは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症がみられる「膠原病」の代表的な疾患の1つです。膠原病には、ほかに関節リウマチなどが知られています。

患者さんの9割が女性
全身性エリテマトーデス(SLE)の発症は20〜40代の方に多いですが、高齢の方も発症する場合があります。男女比は、患者さんの約9割が女性ですが、子どもや高齢の患者さんでは男女比に大きな差はありません。
難病情報センター(http://www.nanbyou.or.jp/entry/53 2017/3/6参照)


守るはずの免疫系が体を攻撃してしまう
全身性エリテマトーデス(SLE)は、本来自分自身の体を守る免疫系が、自分の体を攻撃してしまうことで発症する病気ですが、免疫系が自分自身の体を攻撃する原因については、残念ながら今のところまだ詳しくは解明されていません。
SLEを発症すると、免疫系が自分の体を攻撃するようになり、その結果、全身にさまざまな炎症を引き起こします。

遺伝要因のほかにウイルス感染などの環境要因も
家族に全身性エリテマトーデス(SLE)患者さんがいる人は、いない人よりも発症しやすいことが分かっていますが、SLEはいわゆる「遺伝病」ではなく、紫外線やウイルス感染などの環境要因も発症のきっかけになることが明らかになっています。SLEは、遺伝要因と環境要因の複合的な要因で、発症しやすい状態になると考えられています。
難病情報センター(http://www.nanbyou.or.jp/entry/53 2017/3/6参照)


多様な症状で個人差も大きい
全身性エリテマトーデス(SLE)は、発熱や倦怠感のほか、皮膚炎や関節炎など全身にさまざまな症状が現れます。しかし、どういった症状が出るのか、症状の現れる時期、症状の強さなどは一様ではなく、人によって異なります。

症状をコントロールすることを目指す
全身性エリテマトーデス(SLE)は、病気の経過のなかで、症状が強くなったり弱くなったりするほか、症状が出る期間もまちまちです。免疫系の攻撃が活発化して、全身に炎症を起こしているような時は「疾患活動性が高い」と言われます。SLEの治療では、この疾患活動性をできる限り低く抑えて、症状をコントロールすることを目指していきます。


薬物療法を中心に行う
全身性エリテマトーデス(SLE)の治療は、炎症のある体の部分や疾患活動性の高低によって異なりますが、薬による治療を中心に行います。

主な薬剤
●副腎皮質ステロイド
免疫の働きを抑える薬で、多くの患者さんに使用されています。重症度に合わせて分量を調節しながら治療を行います。疾患活動性が高い場合は、「ステロイドパルス療法」という治療が行われることもあります。
● 免疫抑制剤
免疫細胞に作用し、免疫抑制効果をもたらす薬です。副腎皮質ステロイドの効果が得られにくい人や副作用が強く出た患者さんに使われます。
● 生物学的製剤(抗体医薬品)
生物から作られるタンパク質などを応用して作られた薬で、的をピンポイントに狙い撃ちすることで効果を発揮します。自分自身を攻撃する免疫系の細胞の働きを阻害することで、疾患活動性を抑えます。
薬物療法で効果がみられない場合または副作用が強く出てしまう場合は、他の治療法を試みることもあります。


全身性エリテマトーデス(SLE)は、難病法により「指定難病」とされています。難病の患者さんに対して、医療費の助成を行う制度が医療費助成制度です。
※難病情報センターhttp://www.nanbyou.or.jpより、許可をいただき掲載しております。