炎症性腸疾患(IBD)患者さんがハンバーガーを食べたい時に役立つウェブページ「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」を公開
武田薬品工業株式会社は11月7日、いいおなかの日(11月7日)に合わせ、炎症性腸疾患(IBD)患者さんがハンバーガーを食べたい時に役立つ情報をまとめたウェブページ「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」を、同社の疾患啓発サイト「IBDステーション」にて公開したと発表しました。
炎症性腸疾患(IBD)は、一般的に「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の二つ2つの総称を意味し、腸を中心とする消化管粘膜に炎症が生じる疾患です。主に10代から20代で多く発症することが知られており、患者さんの多くは頻回の下痢、血便、腹痛、発熱、さらには慢性疲労といった症状に悩まされながら日常生活を送っています。
炎症性腸疾患(IBD)患者さんは体調管理のため日々の食事にさまざまな工夫が必要ですが、特にハンバーガーのようなファストフードは脂質が気になり、「食べたくても食べられない」という悩みを抱えることがあります。

今回公開された「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」は、炎症性腸疾患(IBD)患者さんの悩みに向き合い解決策を考える武田薬品の「IBDreamプロジェクト」の活動の一環です。
「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」では、患者さんやその周囲の人がハンバーガーを楽しむための参考情報として「5つのヒント」を掲載しています。
監修は、実臨床で炎症性腸疾患(IBD)患者さんに接している管理栄養士の観点から、京都光華女子大学健康科学部健康栄養学科の客員教授である宮澤靖先生が務めました。ウェブページのメインビジュアルデザインは、炎症性腸疾患(IBD)患者さんでもあるクリエイターのカメダ氏が担当しました。
宮澤靖先生はプレスリリースにて、「「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」でご紹介するヒントは、あくまでも平均的な目安であり、すべてのIBD患者さんに適用できるものではありませんが、これらのヒントや栄養成分情報を参考に、主治医や管理栄養士とともにIBD患者さんにとって適切なハンバーガーの楽しみ方を考える判断材料のひとつにしていただけると考えています。本知恵袋を通じて、IBD患者さんが、ご自身にあった”ハンバーガーを楽しめる環境”を見つけていただけたら幸いです」と述べています。
