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ビンゼレックスが剤型追加、皮下注320mgオートインジェクターが承認を取得

ユーシービージャパン株式会社は2月6日、ヒト化抗ヒトIL-17A/IL-17Fモノクローナル抗体製剤「ビンゼレックス[一般名:ビメキズマブ(遺伝子組換え)]」について、皮下注320mgオートインジェクターの剤形追加承認を1月30日に厚生労働省より取得したと発表しました。

ビンゼレックスは、2022年4月に既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症の治療薬として発売され、2023年12月に、既存治療で効果不十分な乾癬性関節炎、強直性脊椎炎およびX線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎、2024年9月に化膿性汗腺炎への適応追加の承認を取得した、IL-17AとIL-17Fをともに選択的かつ直接的に阻害するヒト化モノクローナルIgG1抗体です。

ビンゼレックスの投与方法は、尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症に対して1回320mgを初回から16週までは4週間隔、以降、患さん者の状態に応じて、8週間隔もしくは4週間隔で皮下投与されます。また、化膿性汗腺炎に対して、通常、1回320mgを初回から16週までは2週間隔、以降は4週間隔で皮下投与されますが、投与間隔は患者さんの状態に応じて2週間隔または4週間隔を選択することが可能です。

これまでは1回320mgの投与に対し、ビンゼレックス皮下注160mgシリンジまたは皮下注160mgオートインジェクターを2本使用して投与する必要がありましたが、皮下注320mgオートインジェクターの使用により、1本で投与することが可能となり、患者さんと医療従事者の治療負担を減らすことが期待されます。

出典
ユーシービージャパン株式会社 プレスリリース

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