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血友病B治療薬イデルビオン® 投与間隔の延長が可能に

CSLベーリング株式会社はタンパク質製剤血友病B治療薬「イデルビオン®」について、投与間隔を21日に延長できるような用法・用量の一部変更承認を取得したと発表しました。より長い投与間隔が選べるようになったことで、患者さんそれぞれの生活スタイルに合わせた治療が可能になりました。

イデルビオン®はCSLベーリング独自の技術により開発された遺伝子組換え血液凝固第IX因子アルブミン融合タンパク質製剤です。臨床試験により自然出血および関節出血の年間回数をどちらも0に抑える効果が示されています。この度、血友病B患者を対象に国際的に行われた第Ⅲb相試験において、21日間隔で薬を投与した際の有効性及び安全性が確認されました。この結果を受け、100 IU/kg の21日に1回投与の用法・用量について承認を取得しました。

血友病Bについて

血液は出血時など必要な時にかたまり (血栓) を形成し、不要になると血栓が溶けるような仕組みがあります。血液をかためる時に働く物質として血液凝固因子があります。血液凝固因子のうち第ⅤⅢ因子に異常が起こる血友病Aと、第ⅠⅩ因子に異常が起こる血友病Bの2種に大別されます。血友病は血が固まりにくく止血に時間がかかるため生活の質 (QOL) に大きな影響が出ます。血友病患者はほとんどが男性で、日本国内では10万人の男性に1人~2人の割合で発症します。

出典元
CSLベーリング ニュースルーム

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