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9歳と11歳の子供が安楽死 合法化のベルギーで - ニフティニュース

タグ:嚢胞性線維症
2018年08月11日 04時
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9歳と11歳の子供が安楽死 合法化のベルギーで - ニフティニュース


... から2017年の間に行われた11歳と9歳の子供の安楽死は、世界で最も若い事例になったようだ。17歳の子供はデュシェンヌ型筋ジストロフィー、11歳の子供は嚢胞性線維症、9歳の子供は脳腫瘍を患っていたようで、いずれも末期の病で激しい痛みを伴っていたことが分かって ...


RareS.コメント

様々な条件を満たしていることが慎重に検討された上での安楽死がいかなる年齢でも可能となっているベルギーで、2016年から2017年の間に行われた子どもの安楽死は、17歳、11歳と9歳で、世界で最も若い事例になったと言われています。そして、17歳の子供は指定難病の「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」、11歳の子供は同じく指定難病の「嚢胞性線維症」、9歳の子供は脳腫瘍を患っていたようで、いずれも末期の病で激しい痛みを伴っていたことが分かっているそうです。

嚢胞性繊維症は、CFTR遺伝子の変異により生じる疾患で、全身の分泌液の粘性が高くなり、閉塞や感染症にかかりやすくなることなどが起きます。特に胎便生イレウス(胎便による腸の一部の閉塞)や呼吸障害の頻度が高いと言われています。現状では根本的な治療法は無く、呼吸器感染症予防と栄養状態の管理が中心となっており、肺移植や肝移植が必要となる場合も多いようです。また、日本人は欧米人とは異なるタイプの変異を持っており、日本での平均寿命は約20歳と言われています。

ベルギーを含め、安楽死が認められている多くの国で、医師による心理カウンセリングなどが必要であり、最も重要な条件として「耐えがたい痛みが持続し治療回復の見込みがない」「心身ともに苦痛を味わっている」「本人に死の意思がある」ということがあります。安楽死はやめようと思えば本人の気持ちでやめることもできます。このように慎重に慎重をきした上で安楽死は行われています。日本ではあまり安楽死に関する議論は行われていないものの、海外の事例を紹介する本が宮下洋一さんやシャボットあかねさんなどから出されているほかにも、東京大学から医療者や介護者に向けた死生学の本も出版されています。

実際に行われた安楽死に関して、外部の人間が軽い気持ちや思いつきで何かを言うことは決してできないことかと思います。患者本人と家族や近しい人による「よき生」、そして「よき死」を目指す長い長い旅路の果てに、強い覚悟と満足を持って安楽死がなされたり、なされなかったりするのかと想像されます。

治療法のない病気は、対症療法をしたところで、大小様々あるものの、多くの痛みが生じ続けているということが現実であり、そして、新薬は今日明日に販売されることはない。このどうすることもできない現実の中で、ただただ新たな治療法が少しでも早く生まれ、少しでも多くの人を救えるようになることを、願ってやみません。


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引用元:ニフティニュース
タグ:嚢胞性線維症

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