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手のひらサイズの遺伝子解読機、感染症の現場に - 日本経済新聞

タグ:顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
2018年08月23日 11時
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手のひらサイズの遺伝子解読機、感染症の現場に - 日本経済新聞


横浜市立大学の三橋里美助教は、体の筋肉が衰える筋ジストロフィーの中でも成人に多い「顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー」という病気の診断にミナイオンが使える可能性を示した。この病気でない人は3300個の塩基配列が11~100回繰り返しているが、繰り返し配列が10回 ...

RareS.コメント

近年研究などで使用されている遺伝子解析装置である次世代シーケンサー(Next Generation Sequencer ,NGS)の次の世代のシーケンサーの実用化に向けた研究が進んでいます。

次々世代シーケンサーとして使用されている「MinION」は、英国のオックスフォード・ナノポアテクノロジーズが3年ほど前に本格的に販売を開始した装置で、NGSよりも安価であり、手のひらサイズと小型で、短時間で遺伝子情報が読めるものの、精度は92%〜95%とほぼ100%のNGSに劣ります。 難病患者の原因遺伝子はNGSでも7割程度は簡単には特定できないと言われている中で、大量に短時間で解読できる次々世代シーケンサーであれば、より早く簡単に原因遺伝子を突き止め、治療を開始できるのではないかと期待されています。実際に指定難病の「筋ジストロフィー」のうち、「顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー」という病気に対してこの装置を使用する研究も行われています。

現実には、精度の向上とさらなるコストの引き下げが必要であり、臨床研究を経て実際に医療現場で使用されるには5年以上はかかると考えられています。また、同時に遺伝子情報がより身近になっていくことで、そうした情報と日常的にどう向き合っていくかという社会側の準備も必要になってくることは間違いないでしょう。来るべき未来に向けて、期待を胸に、冷静さと熟慮が求められているのかもしれません。


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引用元:日本経済新聞
タグ:顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー

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