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過敏性腸症候群(IBS)の新薬リンゼス(リナクロチド)の治験を受ける前に知っておきたい7つのこと

タグ:過敏性腸症候群
2017年3月23日
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過敏性腸症候群(IBS)の新薬リンゼス(リナクロチド)について

過敏性腸症候群(IBS)とは、腹痛や、便通異常(下痢、便秘)を主体とし、これら消化器症状が長期間続いたり、もしくは悪化・改善を繰り返す機能性疾患です。 直接的な原因は腸管神経の過度の活性化に伴う消化管運動亢進と考えられていますが、この原因の背景にはストレスをはじめとする種々の病因があります。 根本的な原因はストレスなどにあるため、治療方法はまず食事療法や運動療法をはじめとするライフスタイルの改善から始まります。それでも十分な効果が得られない場合は薬物療法が行われます。 この薬物療法としては、腸内でのセロトニンの作用を抑えることで腸の運動異常や痛みを感じやすい状態を改善するセロトニン5HT3受容体拮抗薬。便の水分を吸収して便を固めたり、逆に便を膨張させて排泄しやすくする高分子重合体。消化管の運動や知覚などにかかわる要素に作用して消化管機能を調整する消化管運動調節薬。腸内の乳酸菌を増やすことで、腸内環境を整える乳酸菌製剤。腸の異常な運動を抑え、腹痛を抑える抗コリン薬。 そして、腸粘膜上皮細胞に発現しているグアニル酸シクラーゼC受容体に局所的に結合し、活性化することで腸管分泌及び腸管輸送能を促進し、さらに内臓痛覚過敏を改善する リンゼス(リナクロチド) があります。リンゼス(リナクロチド)は既に承認されている薬の中でも「慢性」便秘症に対しても新たな治療選択肢を提供するのです。

リンゼス(リナクロチド)の添付文書情報

製品名

リンゼスR錠0.25mg

一般名

リナクロチド(Linaclotide)

用法用量

リナクロチドとして0.5 mg を1 日1 回、食前に経口投与。なお、症状により0.25 mg に減量する。

効能効果

便秘型過敏性腸症候群

主な副作用

下痢

製造承認日

2016年12月19日

リンゼス(リナクロチド)の作用機序

リナクロチドは、腸粘膜上皮細胞に発現しているグアニル酸シクラーゼC(GC-C)受容体に局所的に結合し、活性化することで腸管分泌及び腸管輸送能を促進し、さらに内臓痛覚過敏を改善します。

リンゼス(リナクロチド)の最新文献

1)Two Randomized Trials of Linaclotide for Chronic Constipation

文献の概要

18歳以上の慢性便秘患者さんに対して、リナクロチド145μg、リナクロチド290μg、またはプラセボを投与してその有効性(自発的な完全排便の頻度が週に3回以上を達成、かつ、ベースラインに比べ自発的な完全排便が1回以上増えた週が12週のうち9週以上あった患者の割合)を検証した試験。結果、リナクロチド145μg、リナクロチド290μgはプラセボと比較して有効であることが証明されました。

文献の出典

The New England of Medicine

文献の発刊日

2011年8月11日

リンゼス(リナクロチド)の口コミ

医師のコメント

その他医療関係者のコメント

リンゼス(リナクロチド)の治験情報

1)Phase III Study to Evaluate the Efficacy and Safety of ASP0456 in Patients With Constipation Predominant Irritable Bowel Syndrome

治験の概要

IBS(過敏性腸症候群)患者さんに対して、リナクロチドを投与する郡、またはプラセボを投与する郡に分けて、その有効性(12週間のIBS症状の軽減)を検証する治験

治験の期限

2016年3月 ※この治験は現在終了しています

参考資料

1)IBSネット 2)アステラス製薬株式会社プレスリリース
タグ:過敏性腸症候群

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